よくある質問

よくある質問 Frequently asked questions (FAQ)


Q.花野屋はどのようなお店なんですか?
Q.曲物って何ですか?
Q.花野屋の曲物は国産ですか?
Q.他の国産の曲物と比べて、花野屋の曲物はなぜこんなに安いんですか?
Q.木曽ヒノキの特徴は?
Q.なぜ蓋板と底板はヒノキではなくサワラを使っているんですか?
Q.オリジナルで曲物の特注製品を作ってもらいたいのですが・・・。
Q.曲物の修理はしてもらえますか?
Q.漆をかけていない木の色そのままのお弁当箱を見たことがあるのですが、表面の仕上げ方法は何でしょうか?
Q.白木地は販売していますか?
Q.弁当箱の仕切り板は取り外せますか?
Q.引き出物として送りたいのですが、ラッピングや熨斗紙はお願いできますか?
Q.電子レンジに入れても大丈夫な木の器はありますか?
Q.お椀やお弁当箱など、熱い物を入れても大丈夫ですか?
Q.合わせ小判弁当のミニ・小・中・大は、八つ重ねの入れ子になりますか?
Q.丸めんぱ(大)の中に七ツ鉢入子は入りますか?
Q.塗ってある漆は国産の漆?混ぜ物とかは?
Q.曲物は一生使えますか?
Q.ラッピングや熨斗はお願いできますか?


Q.花野屋はどのようなお店なんですか?

木曽は昔から良質の材木に恵まれた環境にあったため、職人が多く移り住み、工芸が盛んになったと伝えられています。
花野屋はそんな職人を祖として、代々曲物の製造・販売を営んできたお店です。
曲物の技術を父から子へと受け継ぎ、5代目の現在に至っています。

Q.曲物って何ですか?

曲物(まげもの)とは、木の薄板を、特殊な技法で円形・楕円形に曲げて、合わせ目を山桜の皮で綴じ、底をつけた器の総称です。曲げわっぱともいいます。
ショッピングコンテンツ内の弁当箱のように、側板を曲げてある商品は全て曲物です。

曲物の歴史は古く、平城宮跡の井戸の中から、曲物の水杓や水桶が出土していることからも、すでに奈良時代の頃から日常生活の中に用いられていたことが証明されています。
曲物は全国各地で作られており、その地方の方言によって「曲げ物(まげもの)」「まげわっぱ(曲げワッパ)」「わっぱ」「めんぱ」などと呼ばれています。

木曽奈良井宿の曲物は、四百年以上の歴史があり、御岳山麓で育った良質の木曽ヒノキと木曽サワラで作られています。
プラスチック製品が広まった現在でも、天然素材で作られていることや、軽くて使いやすいといった長所が再認識され、人々の心を今なお引きつけています。

Q.花野屋の曲物は国産ですか?

当店の曲物は全て木曽産の材を使って、ここ花野屋で作られています。
側板は木曽ヒノキ、蓋板・底板は木曽サワラを使用しています。
最近は中国製の曲げわっぱも随分増え、「花野屋さんの曲物は日本製ですか?」というお問い合わせを多数いただきますが、私たちは自分たちの作った曲物を、あえて「日本製です。」と説明しなければならないこのような状況に、とても違和感を覚えます。

Q.他の国産の曲物と比べて、花野屋の曲物はなぜこんなに安いんですか?

花野屋で製造から販売までを一貫して行っているため、商品価格に中間マージンなどが転嫁されていないのは当然のことながら、理由は大きく二つあります。
一つ目は、材料の仕入れ価格を抑えているということ。
地の利を生かし、材料の調達も製作も同じ木曽地方なので、良質な木曽ヒノキや木曽サワラを比較的安価に仕入れることができます。
材木に加えて漆の価格も大きく変動する中、この価格を実現できているのは、材木屋さんや漆屋さんの多大なご協力のおかげです。

二つ目は曲物の製作工程を効率化していること。
新しい木工機械の導入により、製材の精度を上げて材料の無駄と失敗を極力無くしています。
自動送り機による側板のリッピング、木工旋盤とルーター盤を使った型抜きにより、製作のスピードも大幅に向上しました。
また、他産地の曲物は時間と手間のかかるサンディング仕上げ(ペーパーによる仕上げ)のところ、花野屋ではカンナ仕上げです。
花野屋では、曲物のパーツ製作の全てをほぼ一発で仕上げることで、美しい仕上がりと手間の軽減を両立させました。
当然失敗の危険度も上がりますが、ジグや機械セッティングの工夫によりそのリスクを軽減しています。

二種類の材料を使用したり、側板をテーパー形状にしているなど、花野屋の曲物が他産地の曲物にはない凝った作りをしているのにも関わらず価格を抑えられているのは、そのような工夫と努力、関連業者様のご協力があるからです。
国産の本物の曲物をできるだけ安く、一人でも多くのお客様ご提供できるように、スタッフ一同、日々努力を重ねております。

Q.木曽ヒノキの特徴は?

ヒノキはヒノキ科の常緑樹です。

  • 材はねばり強く、質が緻密でくるいが少ない
  • 適度な堅さと弾力を併せ持つ
  • 光沢、香りがよい
  • 虫が付かず、保存に適している

などの特徴から、日本建築にとって最適の材料とされています。

特に木曽に産するものが最良で、古来神社・仏閣に多く用いられてきました。
中でも伊勢神宮の社殿が20年ごとに新しく造営されるとき、木曽ヒノキが選ばれることで知られています。

江戸時代、木曽を領した尾張藩の森林管理は厳しく、「木一本、首一つ」のおふれのもと、「木曽五木」(ヒノキ・サワラ・アスナロ・コウヤマキ・ネズコ)等の伐採を堅く禁じていました。
日本三大美林にも数えられる木曽の美林は、厳しい保護政策による地元住民の協力と忍耐の中で守り、育てられたと言われています。

官有林から御料林、そして国有林となり、木曽ヒノキは広く一般にも使われるようになっていきました。
最近では中国製の製品も増えてきましたが、花野屋の曲物は昔と変わらず、この良質な木曽ヒノキ、木曽サワラを使って作られています。

Q.なぜ蓋板と底板はヒノキではなくサワラを使っているんですか?

木曽サワラはヒノキよりも吸水性が高く、昔からおひつや寿司桶の材料として使われてきました。
蓋板・底板にサワラを使用しているのは、お弁当箱としての機能性を考えてのことです。

ご飯をおいしく長持ちさせたいお弁当箱に、余分な水分を吸ってくれる木曽サワラはうってつけの材料なのです。
またヒノキはとても重く、合わせ小判弁当(中)をすべてヒノキで作ろうとすると、現在の物より20グラムも重くなってしまいます。

サワラはヒノキのように曲げられないため、木曽地方の曲物は蓋板・底板を木曽サワラ、側板に木曽ヒノキを使って作られてきました。
このように適材を適所に使い、ご飯が傷みにくく、冷めても美味しい弁当箱には、先人達の知恵がたくさん詰まっています。詳しくは「木曽曲物の特徴」をご覧ください。

Q.オリジナルで曲物の特注製品を作ってもらいたいのですが・・・。

現在製作作業が込み合っており、お断りさせていただいております。誠に申し訳ございませんがご了承ください。

Q.曲物の修理はしてもらえますか?

承ります。詳しくは「商品の修理に関して」をご覧ください。
曲物は長くお使いいただくうちに、漆の艶は失われ、割れたり、傷もできます。
痛んできた曲物に漆を塗り直し、割れた部分を修繕すれば、また再び前のようにお使いいただけます。

Q.漆をかけていない木の色そのままのお弁当箱を見たことがあるのですが、表面の仕上げ方法は何でしょうか?

漆をかける前の状態で、白木地(しらきじ)といわれるものです。
白木地は、表面への塗装は全く施しておらず、木の地肌がそのまま見えている状態です。

Q.白木地は販売していますか?

レンジ小判弁当以外、販売は一切行っておりません。
白木地は、ウレタンや漆等表面塗装を全く施していないので、そのままでは水に弱く、日常利用の器としては適していません。現在は漆塗り職人さんへの木地販売も行っておりませんので、ご了承ください。

Q.弁当箱の仕切り板は取り外せますか?

はい。取り外しが可能です。一枚板のものも、T字型のものも、仕切り板は全て取り外しが可能です。

Q.引き出物として送りたいのですが、ラッピングや熨斗紙はお願いできますか?

無料で対応できる物とそうでない物があるため、ラッピングや熨斗をご希望の場合は、お問い合わせフォームや、ご購入画面の備考欄などでご相談ください。

Q.電子レンジに入れても大丈夫な木の器はありますか?

当店の製品では「レンジ小判弁当」が電子レンジ対応となっております。
その他の漆を塗ってある製品は残念ながら電子レンジに対応しておりません。
お客様から「お弁当箱を電子レンジに入れて温めたけど大丈夫でした」という声が寄せられますが、器としての寿命は縮んでしまいますので、ご遠慮下さい。

Q.お椀やお弁当箱など、熱い物を入れても大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。熱いお味噌汁でも炊きたてのご飯でもお使いいただけます。
薄挽のお椀は熱い物を入れたときに少し歪むことがありますが、冷めれば元に戻ります。
曲物のお弁当箱は炊きたてのご飯を入れてすぐに蓋をすると、ご飯の熱によって曲げた木が元に戻ろうとし、ひび割れの原因となることがありますので、少し冷ましてから蓋を閉めてお持ち下さい。

Q.合わせ小判弁当のミニ・小・中・大は、八つ重ねの入れ子になりますか?

はい。全て入れ子になります。
ミニの蓋は小の身に入り、小の蓋は中の身に入り、中の蓋が大の身に入り・・・というように収納が可能です。
同様に丸メンパも小・中・大と入れ子になります。
ただし七ツ鉢入子のように重ねたときにフラットにはならず、重ねたときに底板・蓋板の厚み分(約8mm)縁が飛び出てピラミッド状に収まります。

Q.丸めんぱ(大)の中に七ツ鉢入子は入りますか?

七ツ鉢入子の一番大きいサイズの外寸は約130mmφ×H60mmです。
これに対し丸めんぱ(大)の身の内寸の径は137mmφ、内寸高さは55mmなので、この中に七ツ鉢入子は余裕をもってすっぽりと入りますが、七ツ鉢入子の方が側板が5mm程度高いため、縁がその分上に飛び出す形になります。
その状態で丸めんぱの蓋も閉まりますが、当然のことながらその5mm分が少し浮いた感じになります。

Q.塗ってある漆は国産の漆?混ぜ物とかは?

製品表面に塗布されている漆は、残念ながら国産ではなく中国産の漆です。
国産の漆は産出量が少なく、価格も高いため、現在国内の漆器の殆どは中国産の漆を使用しているのが現状です。
当店で使用している漆は、輸入後に福井県の大手漆卸業者が時間をかけて丹念に精製した高品質の漆です。
一人でも多くのお客様に少しでもお安く提供したいとの理由から、花野屋ではこの価格と品質の安定した生漆を使用しています。
混ぜ物のない100%天然の漆ですので、安心してお使いいただけます。

Q.曲物は一生使えますか?

漆器全般を含め、よく曲物を「一生もの」だと誤解される方がいらっしゃいますが、残念ながらそうではありません。
曲物を構成する木は“生もの”です。傷つけないように大切に使ったとしても、木の樹脂成分やフィトンチッド※などは経年変化で揮発、変質し、抗菌作用や本来持っていた保湿性、通気性も衰えていきます。そうして木のしなやかさは次第に失われ、ひび割れなども発生します。
また、使用するうちに摩耗して、漆塗膜のはがれた部分から食材の油などがしみ込み、塗り直し補修などを行わないまま使い続けるとカビなどが発生します。そしてその役目を終える日が必ず来ます。
丁寧に扱って10年、20年と使われている方もいらっしゃいますが、たとえ年一回の塗り直し修理を行ったとしても、お弁当箱としての機能が低下していくことによって、ごはんがおいしく保てなくなるため、当店では5年程度での買い替えをお勧めしております。
また、もったいなくて使えない、というお声もありますが、経年変化でお弁当箱としての性能は日々劣化していきますので、逆に使わないともったいない、ということになります。

※フィトンチッドとは、 微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質です。
植物が傷つけられた際に放出される、殺菌力を持つ揮発性物質です。